ぼくの気持ちに気がつかないで




初めてあったその日から、恋の花咲くこともある。
「そんなことないよー」と言われて、ボクはまた無口になる。
でも確かにボクは今その思いで繋がっているのだ。


初めて君に会った日に、ボクは素直でいられたのも
今、こうして本音をぶつけられることも
全部ぼくのせいだ。
ボクは恥ずかしがりやだから、ほんとは正直すっごく恥ずかしいのに
君があまりにも容赦しないのでつい浮かれてしまう。
軽い男だ と思わないで。


好きという気持ちが通じ合っても
心配と不安と、それから嫉妬はたえません。
これはボクは弱い男だから?
あなたが強い女だから?
きっとボクは、人のせいにする。


ほんとはいつでもそばにいたい。それだけでいい。
手を繋いだり、一緒に遊びに行ったり。
その前のステップでとまってもいいから、こんなボクを認めて下さい。
できれば、上でも下でもなく、同じ目で見てください。


思い出すと不安になるから、無理して元気に見せてるぼく。
わがままひとつ叶うなら、もう1度みんなで笑いたいです。
みんな、一緒がいいです。


「照れるから」という君が、ボクは一番怖いです。
あなたの中の、ボクの位置は?
一番上じゃなくていいから、せめて―。


無理するぼくは嫌いですか?
無理するあなたは、ボクは大好きです。
「とっておきの」がない笑顔が大好きです。


だけど、ボクと空気は別色で
一緒になれないボクを見つめないで下さい。
ボクの心を、見透かさないで下さい。
「照れるから」というボクは嫌いですか?


ボクはやっぱりあなたが好きです。
だから、ぼくの気持ちに気がつかないで。
気がついたときは、きっととけてしまっていないから。
自分の気持ちに嘘つきたくないから。
君と離れたくないから。
風に、なりたくないから。


記憶の風に、ぼくをのせないで。
ボクはまだここに立ってます。
「もーいいかい?」と尋ねた君に
笑顔でいられる自信はありません。
涙を風にのせてください。


心の中の囁き聞こえて
あなたの居場所まで届けます。
本当の自分、見つけてください。


-End-

by Ria. from05/2/5