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おめでとう、ありがとう




君の笑顔があふれていた。
「おめでとう」ってみんなから祝福されていたね。
「ありがとう」の横顔がずっとずっと素敵に見えた。
笑顔のままで嬉しそうな、だけどちょっぴり寂しそうな。
君はもうすぐいなくなる。
それは誰にも止められないことで、誰も止めることなんてしないだろう。
そう考えるとやっぱり寂しくなって、辛くなる。
2度と会えないわけじゃない、だけどもう1度会えるとも限らない。
本当は「おめでとう」って言ってあげたかった。
だけどそれは、ボクがまだ君に言ってはいけないと
言ってしまえばすべてが終わるような気がして
ボクは逃げたんだ。
弱虫なボクの気持ちが、本当の勇気に負けてしまったから。




君はもういなくなった。




遠くで君の笑い声が聞こえたような気がした。
弱虫なボクは、やっぱりまだ弱いままで
心の中のヨワムシを、まだまだ手放せそうになくて。
あの時ボクが「おめでとう」って
そしたら君は「ありがとう」って
笑顔を忘れずにいられたのに。
「ありがとう、ごめんね」
君はボクの心の中で言う。
ボクは涙が止まらなかった。


-End-

by Ria. from04/12/9


あとがき

中3のときの思い出みたいな話です。
実際僕の書いた小説や詩には、なんらかのモデルさんがいるので気づく方もいるかもしれませんが・・・。
片思いのテーマが多くてすみません。


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